五十肩


症状


肩関節周囲炎。主に50歳台で肩の痛みと運動制限を主徴とする症候群。運動痛、動かす時に痛みがあるが、動かさないでいると肩の動きが悪くなります。服を着替えるときや髪を結うときに痛む。夜に痛むこともあり、眠れないほど痛むこともあります。

 

 

原因・特徴


中年以降、特に50歳台に多く見られる。肩関節の可動域制限が全方向で生じる。関節を構成する骨、軟骨、靭帯や腱などが老化して、肩関節の周囲の組織に炎症が起きて生じる。関節周囲が癒着するとさらに動きが悪くなります。

 

 

治療


病期は3つに区分される。

1)疼痛が強く拘縮が進行(6ヵ月) 2)疼痛は軽度で拘縮が持続(12ヵ月) 3)拘縮が軽快(6ヵ月)

経過は2年前後要し、60%~80%は保存療法で軽快する。

急性期は安静ですが、その後は温熱療法や運動療法を行う。

参考文献・資料